人を動かす D・カーネギー 読んだ感想【社会人の必読書です】

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『人を動かす』を読んだことない人「本屋でよく見かけるけど、分厚くて難しそうなことばかり書いてありそうだなーそれとタイトルが怪しいけど、実際どうなんだろう?読んだことある人の感想が聞きたいです。」

こういった疑問に応えていきます。

この本を読むことによって得られる情報は、人との関わり方、チームの作り方、信頼関係の築き方など、あらゆる観点で物事を考えることができます。

アメリカの過去の歴史であった内容を事例にして、解説してくれている内容となりますので、わかりやすく腑に落ちる内容です。

社会人の教科書のような内容ですので、人と関わるような営業職や経営者、家族で悩んでいる人にはぴったりの内容です。

本は分厚くて内容も盛り沢山ですが、一度読んで終わりではなく、何度も読み返すような貴重な1冊です。

本記事の内容

  • カーネギーの青年時代
  • 人動かす三原則
  • 人に好かれる六原則

カーネギーの青年時代

デール・カーネギーは1888年に米国ミズーリ州の農家に生まれ、教師を志して入学した州立芸大学を卒業後、中古車のセールスマンや、一時は俳優を目指し挫折するなど、雑多な職業を転々とし苦労を重ねた若者であった。

最初の転機は、1912年に副業で始めた話し方講座の教師に採用されたことです。YMCAの夜間学校で授業が好評であり、受講者が増え、仕事を軌道に乗せます。

もともと教師志望で、学生時代に弁論大会で活躍した能力を組み合わせて、転職を見出したと言えます。

独自教材へのこだわり

授業を通じて、受講生に必要なのは話術だけではなく、大人剣気の技術だと分かったものの、適当な教材がなく、カーネギーは自前で用意しました。

最初は1片のカードから始まり、小冊子へと分量を増やしました。哲学書から心理学書、偉人の電気まで大量に読破し、授業のための素材を収集して研究を続けます。

各界の名士や実業家にインタビューしをし、図書館で文献調査をする人まで雇ってエピソードを蓄積しました。

『人を動かす』の出版、ベストセラーへ

1936年、自前の教材と講義の速記録に改良を加え出版したのが『人を動かす』です。

話し方講座を始めて25年、対人関係の教材づくりを始めて15年の歳月を経て、一冊の歴史的な書籍が完成した。

発売直後にベストセラーの社会現象になっても、一時のブームに終わることなく、1955年のカーネギー没後も変わらず現在まで読み継がれていることこそ、特筆すべき事実です。

手間暇かけ収集した多数の人生エピソードに、カーネギー自身の苦労と経験をまじえ、膨大な年月をかけて出来上がった書籍は、授業の現場で実証を重ねて磨かれた「人間関係の原則」そのものです。
時代を超えて普遍性を持つに1冊です。

人動かす三原則

クローレンが刑務所の椅子に座るとき、「こうなるのも自業自独だ、大勢の人を殺したのだから」と言っただろうか。いや、そうは言わなかった。「自分の身を守っただけのことで、こんな目にあわされるんだ」
この話の要点は凶悪無類のクローレンでさえ、自分が悪いとは全然思っていなかったということだ。こういう考え方をする犯罪者は、決して珍しくはない。

犯罪者は、たいてい、自分の悪事にもっともらしい理屈をつけて正当化し、刑務所に入れられているのは正当だと思い込んでいるものなのである。
極悪人でさえも、自分が正しいと思い込んでいるとすれば、悪人ではない一般の人間は、自分のことを、いったいどう思っているのか?

犯罪行為をしたことのない人にはわからないかもしれませんが、人を傷つけたり、殺害して刑務所に入れられた人であっても、反省して自分を責めるという考えを持っていない人がいるという事実が書かれています。

驚いたことに「自分が悪いのではなく、相手のせいにして死んでいく人もいる」ということ。自分とは違う人がいると言うことを考えながら、人に接する必要があります。

他人の粗探しは何の役にも立たない。相手は、すぐさま防衛体制を敷いて、なんとか自分を正当化しようとするだろう。自尊心を傷つけられた相手は、結局、反抗心を起こすことになり、誠に危険である。
世界的に有名は心理学者スキナーは動物の訓練では、いいことをしたときに褒美をやった場合と、間違った時に罰を与えた場合とを比べると、前者の場合の方が遥かに物事を覚え、訓練の効果が上がることを実証した。
その後の研究からも、同じことが人間でも当てはまることが明らかにされている。批判するだけでは永続的な効果は期待できず、むしろ相手の怒りを買うのがおちである。

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こう書かれていて「なるほど!」と思う人もいれば、「そりゃあそうだろうな」という人もいると思いますが、このデータがあるにもかかわらず、間違った時に叱ったり、罰を与える人が多いです。

いいことをしたときに褒めるのは素晴らしいですが、できなかったときに罰を与える行為は無駄なのでやらない方がいいですね。

つい期待をしすぎることによって出来なかったときに対して罰をしてしまうことがありますが、無駄なので今すぐやめましょう。

偉大な心理学者セリエはセリエはこう言う。「我々は他者からの賞賛を強く望んでいる。それと同じ強さで他人からの非難を恐れる」批判が呼び起こす怒りは、従業員や家族、友人の意欲をそぐだけで、批判の対象とした状態は少しも改善されない。

悪い人間ほど自分のことは棚に上げて、人のことを言いたがる。それが人間の天性なのだ。人を非難するのは、ちょうど天に向かっって唾をするようなもので、必ず我が身に返ってくる。人の過ちを正したり、人をやっつけたりすると、結局、相手は逆にこちらを恨んで、タフトのように、「ああする以外に、方法はなかった」と言うくらいが席の山だ。

この辺りは正直簡単にはいかないですが、人に批判したり、正そうとする行為は相手も自分に対して反発する行為になります。

ただし、相手に対しての伝え方などを工夫するだけで、伝え方を変えることができます。

相手の心を本当の意味で動かすことができた時は大きな効果を発揮します。

ヘルメットを被らないジョンストンのように相手に対して恨んだりすることなく、規則を守ってくれます。

ジョンストンの心を動かすような伝え方の工夫が大切ですね。

批判も非難もしない。苦情も言わない。

人を動かす 文庫版

人に好かれる六原則

ティピーは心理学の本を読んだこともなく、また、読む必要もなかった。しての関心を惹こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せる方が、はるかに多くの知己が得られるということをティピーは不思議な本能から知っていたのである。繰り返して言うが、友を得るには、相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せることだ。

「まず、あなたが相手に関心を持たないとすれば、どうしてあなたに関心を持つ道理があろうか?」単に人を感服させてその関心を呼ぼうとするだけでは、決して真の友を多くつくることはできない。真の友は、そういうやり方ではつくれないのである。

ナポレオンがそれをやった。彼の妻ジョセフィーヌと別れる時、彼はこう言った。「ジョセフィーヌよ、わしは世界一の幸運児だ。しかし、わしが本当に信頼できるのは、そなた一人だ」そのジョセフィーヌすら、彼にとって、信頼できる人間であったかどうかははなはだ疑問だと歴史はい言う。

ウィーンの有名な心理学者アドラーは、その著書でこう言っている。
「他人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まねばならず、他人に対しても大きな迷惑をかける。人間のあらゆる失敗はそう言う人たちの間から生まれる」

人に好かれるには純粋に自分が相手を好きになる必要がある。自分が相手を好きではないのに、相手を自分に好意を持ってもらうのは不可能です。

また、相手から好かれるには相手以上に自分が相手を好きになる必要があります。

他にもテクニック的なことを言うとたくさんありますが、本質としては自分が相手を好きになることができれば相手も自然とあなたのことを好きになってくれます。

上部だけ好きな状態でしたら、それを見抜いて相手も上部だけの付き合いをしてくるようになります。

相手に対して「誠実な関心を寄せる」ことが大切です。

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