物流会社で使う8つの資格【持っているだけで仕事で有利になります】

物流会社に必要な資格が知りたい人「物流会社で働きたいので必要な資格や持っておくと便利な資格があれば教えて欲しいです。また物流会社は資格がなくても働けますか?」
こういった疑問に応えていきます。
物流会社に10年以上勤めているので、実体験に基づいて執筆していきます。
本記事の内容
- 物流会社で必要な5つの資格
- 物流会社で持っておくと便利な3つの資格
- 物流会社で働くのに資格はなくてもOKです
物流会社で必要な5つの資格
物流会社で必要な資格は以下5つです。
①:フォークリフト (重要度:★★★★★)
物流会社で働く場合、フォークリフトは毎日使います。
貨物の荷下ろしや荷上げ、製品の移動、段積みをするのにフォークリフトは必須です。
フォークリフトにも種類があり、主にプラッターや2.5t、5tフォークリフトを使うことが多くあります。
現場作業者であればフォークリフト資格を持っておくと仕事上便利です。
②:クレーン (重要度:★★★★☆)
主に製造業でクレーン作業を使うことがあります。
重量物の取り扱いは、人力では持てないのでクレーンを使います。
クレーン資格は国家資格なので、若干難易度が高いですが資格取得すると他者と差別化できます。
物流会社ではクレーン作業を使う機会がありますので、持っておくと仕事の幅が広がるため、就職にも有利になります。
③:玉掛け (重要度:★★★★☆)
玉掛けはクレーン作業時に必要な資格です。
ワイヤーで貨物を固定する際に必要になります。
資格は簡単に取得できるので、クレーンを使う職場であれば持っておいた方が良さそうです。
④:自動車免許 (重要度:★★★★★)
物流会社では必須の資格です。
ドライバーであれば大型まで持っておく必要があります。
大型免許を持っておくと乗れるトラックが増えるので、どのトラックでも対応可能になります。
例えば個人向けの配送であれば、中型免許で乗ることができますが、企業向けの配送になるとトレーラーになるので大型免許が必要になります。
大型まで持っていると中型車も乗れるので、物流会社でドライバーになるならサクッと大型免許を取りましょう。
⑤:牽引 (重要度:★★★★★)
大型免許と一緒に牽引を取るといいです。
トレーラーは牽引免許がいるので、牽引免許があるとドライバーとしてはほぼ全てのトラックが乗れます。
企業行きの配送はトレーラーを使うことが多く、大型免許と一緒に牽引が必要になります。
この二つを持っているだけでドライバーとして採用してもらいやすいです。
なのでドライバーは大型と一緒に牽引を取るようにしましょう。
物流会社で持っておくと便利な3つの資格
以下①〜③も物流会社で働くと使うことがあるので、持っていると仕事で生かせます。
①:危険物取扱者
危険物の取り扱いがある工場や倉庫には資格が必要です。
取り扱いは国家資格で義務付けられています。
試験に合格すると取得でき、資格を持つと危険物担当者になれるので仕事が増えます。
出世したい人は資格を取ると効果的です。
②:通関士
海外へ輸出入する際の通関手続きを行うために必要です。
税関へ申告する書類を作成するのに資格が必要となります。
通関士の試験は誰でも受けることはできますが、国家資格のため難易度が高いです。
また、実務経験5年以上あると、「通関書類の作成要領その他通関手続の実務」が免除になります。
そのため実務経験を5年以上積み、取得する方が比較的簡単に取れます。
③:消防設備士
倉庫で働く際に代表者として資格が必要です。
消化器や火災感知器など消防関連の設備点検、整備、工事をする際に使うからです。
消防設備士には2種類あります。
1つは消防設備の点検・整備・工事ができる「甲種」、2つ目は点検・整備のみを行える「乙種」です。
後者の乙種の方が合格率は4%ほど高いです。
物流会社で働くのに資格はなくてもOKです
資格はなくても物流会社で働けます。
もちろんあるに越したことはありませんが。
資格なしでも働ける理由は、ぼく自身が資格なしで新卒入社し、10年以上働いているからです。
資格なしでできる仕事はあり、必要であれば就職してから会社から取得を促されて資格を取ることができます。
なので、働いてから職場で必要になってから取得するのでも遅くはありません。
また、事務職であれば作業はしないので資格はほとんど不要です。
通関士などがあれば便利ですが、そのほかはそこまで大きな影響はないと個人的に思います。
特に物流会社の仕事内容はそこまで難しくなく、資格なしでも誰でもできる仕事が多いので資格なしでオッケーです。