物流業界は激務ってホント?倉庫業の仕事は超楽です【休みや残業が自由】

物流業界が激務か気になる人「物流業界って激務なの?物流業界の倉庫業は実際どうなんだろう?実際に働いている人の声を聞いてみたいです。」
こういった疑問に応えていきます。
物流会社に10年以上勤めているので、実体験に基づいて執筆していきます。
本記事の内容
- 物流業界の倉庫業は実際楽な仕事です
- 倉庫業の仕事内容
- 倉庫業10年続けて感じたこと
物流業界の倉庫業は実際楽な仕事です
倉庫業は実際楽で簡単な仕事です。
細かい作業が多いので、スピードも大切ですがより正確性が求められる仕事だからです。
スピードを意識しすぎて間違えたり、モノを破損させたら本末転倒になります。
急がなくていいので、確実な作業を重要視されるため、作業自体は楽なことが多いです。
また作業時間も定時になれば自由に帰れるので、仕事が忙しくて帰れないなどはないので安心できます。
またほとんど個人で作業をすることが多いので、マイペースにできるので仕事はしやすい環境です。
実体験:商品誤発送により現場作業が止まった話
ぼくらの会社は定時退場日があり、定時で退社しなければなりません。
定時日の帰り際に緊急で払出依頼があり、急いで対応をすることなりました。
作業を終わらせて早く帰りたい気持ちが強かったので、無意識に急いで作業をして
注意力が欠けてしまい、部品番号を間違えて払出してしまいました。
要求:xxxxxxx-501
実際:xxxxxxx-502
要求が501ですが、実際に払出したのが502ですので、現場作業することができず
翌朝クレームを受けたことがあります。
早く帰りたいという気持ちから急ぎや焦りが発生し、作業の正確性が欠けてしまい
結果的に後工程に迷惑を欠けてしまいました。
倉庫業の仕事はスピードも大切ですが、最も重要なことは正確性なのです。
いくら早く作業をしても今回のように間違ったモノを渡したら作業ができなくなります。
多少時間を使っても確実に作業を行なった方が効率がいいです。
倉庫業の仕事内容
倉庫業の仕事は大きく2つに分かれます。
港や空港からの貨物を受け入れて倉庫に格納する仕事と、
既に倉庫に格納されている商品を指定場所へ出荷して配送する仕事です。
受入
運送業者が貨物を載せて倉庫まで配送しますので、
荷下ろしをして受け取ります。
シッピングダメージの有無を確認して問題なければサインをします。
万が一シッピングダメージがあれば写真撮り、データを保存しておきます。
後にこの傷が、商品として使えない時の証明として残しておきます。
検収
商品を受け取ったら早速開梱をして検収をします。
納品書と中身の現物が一致してるか確認をします。
確認項目は以下です。
- 部品番号
- 数量
- 納品書番号
これら全てが書類と現物と一致してるか確認し、問題なければシステムに登録します。
専用のシステムを使い、納品書のバーコードを読み込めば入力完了です。
格納
システム登録すると格納専用ラベルが発行されるので、現品に貼り付けます。
ラベルに棚番号が書いてあるので、指定の棚番号に格納します。
払出
要求元から払出依頼があるので、払出依頼に沿ってピッキングリストを作成します。
専用のシステムでピッキングリストを作成して印刷します。
ピッキングリストをに沿ってピッキングをして、全てのピッキングが完了したら
トラックへ積み込み指定場所へ払出を行います。
ざっくり倉庫の仕事内容はこんな感じです。
どこの倉庫業もだいたい同じような感じでなので参考にしてください。
よくある質問①:倉庫業の仕事は忙しいですか?
倉庫業の仕事は時期や曜日によって変動します。
納入と出荷に山谷があるため、毎日同じ作業量ではありません。
例えば休日であれば運送会社は休みなので、納入はないので受け入れ部署は暇です。
ですが、払出部署は通常営業で仕事はあります。
連休後は納入、払出ともに物量が多いため、通常日より忙しいです。
また取引先との都合上、月、火は物流が多く、金曜日は少ないなどもあります。
取引先が出荷してから届くまでに時間がかかるので曜日なども固定されます。
ですが、基本的にはマイペースに仕事ができるので忙しくてもめちゃくちゃ疲れるなどはないです。
物量が多くても自分のペースでできるので倉庫業は楽ですよ。
よくある質問②:残業は多いですか?
残業はそこまで多くないです。
物流なので終わることがないので、定時もしくは1時間くらいで帰る人がほとんどです。
仕事がマイペースにできるので残業も自由に選べます。
帰りたい人は帰れますし、残業がしたい人は仕事があればできる感じです。
よくある質問③:有給は取りやすいですか?
有給や急な休みも取りやすいです。
倉庫業は誰にでもできる仕事なので、1人2人休んでもなんとかなります。
難しいことはないので、誰かが休んだとしてもすぐに対応できる仕事なので休みやすいです。
休んだとしてもそこまで影響は大きくないので休暇は取りやすいです。
休みもローテーションで取ることができるので、予定なども立てやすいのでワークライフバランスはいいです。
家庭優先の人は倉庫業は休みやすいのでいいですね。
倉庫業を10年続けて感じたこと3つのこと
倉庫業の仕事を10年続けて感じたことは以下3つです。
①:誰にでもできる仕事
倉庫業は簡単な仕事なので誰にでもできます。
主に確認作業がメインになるので、特別難しいことはないからです。
やることは決まっており、ひたすら同じことを繰り返して作業をするだけなので、
慣れてくると少し物足りなさや違うことがやってみたいと感じるかもしれません。
仕事自体は楽で簡単ですが、若い人より年配の人の方が向いているかもです。
②:物流の基礎がわかる
物流の基礎がわかるようになります。
倉庫業で働いているので、モノの流れが把握できます。
例えば市場で販売されているモノがどのようにして運ばれているのかなど。
モノの流れとしてはだいたい同じような工程で流れているので、イメージできます。
物流の基礎がわかると市場のモノの流れがわかるようになります。
③:スキルがたまらない仕事
倉庫業で働いてもスキルはたまりません。
誰にでもできる単純で簡単な仕事だからです。
例えば部品番号の確認、数量を数える、梱包、宛先確認、簡単なパソコン作業など。
倉庫業で働く上で、難しいことやスキルが上達することありません。
自分にしかできないことやスキルを磨きたい人は、違う仕事をしたほうが良さそうです。
とは言っても、楽でいい仕事ですよ。