プログラミング言語について【種類や特徴、需要な言語について解説】

プログラミング言語について知りたい人「プログラミング言語って何?プログラミング初心者が分かるように言語の特徴や種類など詳しく解説して欲しいです。またこれからプログラミング学習をする上で必要な言語や人気の言語などお勧めを教えてほしいです。」
こういった疑問に応えていきます。
本記事の内容
- プログラミング言語とはコンピューター専用の言語です
- プログラミング言語の種類や特徴
- プログラミング学習に必要な言語
- 需要が高いプログラミング言語とは
この記事を書いている私は、プログラミング歴1年。
現在もスクール生として勉強中です。
プログラミングの言語について、実体験に基づいて解説します。
プログラミング言語とはコンピューター専用の言語です
プログラミング言語は「コンピューターなどの機器に処理の指示を出すための言葉」です。
私達が普段使っている日本語や英語といった自然言語とは違うものの、プログラミング言語は人とコンピュータそれぞれが理解しやすい作りになっています。コンピュータが本来使っている機械語は0と1を羅列した数列です。普通の人では理解することができませんが、私達の言葉や命令もまた、コンピュータはそのまま理解することができません。そこで必要になるのがプログラミング言語です。命令を記述すると、命令を機械語に変換し作業を実施してくれます。そして、初めてコンピュータを意図的に動かすことができます。プログラミング言語はIT技術を習得する上で必要不可欠な存在だと言えます。そのため、プログラミング言語を用いることによって様々なシステムやサービスを作ることができます。
プログラミング言語の種類や特徴
プログラミング言語の種類は多く、200種類以上あると言われていますが、全ての言語が使用されているのではなく、全体の10%くらいがメインで使われています。また種類ごとに特徴があり、「作れるもの」や「得意分野」が様々です。”プログラミング言語”を一括りにしても実際に使用する言語の種類によってできることが変わってきます。プログラミング学習を始める場合は、「どのプログラミング言語を学ぶか」ということを決めて始めることをお勧めします。
よくある質問①:特にやりたいことが決まっていないのですが、どの言語から始めればいいですか?
初心者の方は先ずは以下からやってみるといいです。
- HTML
- CSS
- WordPress
HTMLやCSSは基礎ですし、WordPressは比較的簡単ですのでこの辺りから慣れてきてそのあとは、Ruby,JavaScript,PHP,Pythonなど勉強するといいいです。
先ずは挫折しないように簡単なことから初めて慣れてきたらアプリなど作ったりしてご自身でやりたいことが見つかって来るかと思います。
よくある質問②:主な言語の特徴はどんな感じか知りたいです
HTML | ウェブサイトをつくるために使われる言語です。 他の言語で、Webを使ったアプリを作る際にも必要となりますので、初心者が押さえておくべき言語です。 |
CSS | ウェブサイトをつくるために使われる言語です。 ページの配置や色、線などを決める記述に使います。 HTMLと合わせてWebブラウザでの表示の際、必須となります。 |
JavaScript | Androidのアプリケーション、Webサイトなど幅広く使用されています。ブラウザ上で動作し、Webサイトの動きをつけるために使用します。Webサイトを作成するのに用いられるHTMLやPHPと合わせて学習すると良いでしょう。フロントエンド(ブラウザ側)の開発にはJavaScriptが使用されます。 |
Ruby | Rubyには、Webサービスの開発を強力にサポートするRuby on Railsというフレームワークがあり、Ruby on Railsを使用することで素早くWebアプリケーションを開発することができます。よって、Rubyを学ぶ際には、Ruby on Railsと合わせて学習します。日本発祥で知名度も高く、学べる学習サービスや情報も多いのも初心者にとって追い風です。RubyはTwitter、GitHub、Airbnbのような最大級のソフトウェアプロジェクトで使われ、そして素晴らしいツールとフレームワークの支援があります |
Python | Pythonは読みやすく書きやすいプログラミング言語として作成されたため、1つの特徴して少ないコードで簡潔にプログラムを書けることが挙げられます。比較的理解しやすく、コード数も多言語と比べると少なくて済みます。PythonはAI開発に使用される機会が多いです。 |
PHP | 世界的に数多く使用されている言語です。PHPを使うとWebアプリケーションを開発することができます。また、Webサイトの作成にはWordPressが用いられているケースが多いため、Webサイトをカスタマイズする上で必須の言語になります。PHPを使いこなすと、Webサイトを自分の好きなデザインに変更することも可能です。また自分のブログサイトやECサイトも立ち上げることができます。一方で、WordPressはセキュリティ面の問題点が指摘されているので、PHPの学習を進めるのであれば同時にセキュリティに関する知識も必要になります。JavaScriptと同様にサイトに動きをつけられるプログラミング言語です。 |
Java | WebアプリケーションやAndroidアプリ、組み込み系システムなど様々な分野で使用されているプログラミング言語です。オブジェクト指向型言語なので初心者にとって比較的難易度が高く、使いこなすまでには時間が掛かります。ただ、世界的にも幅広く開発に採用されている言語であることと、Javaを理解しておくことで他の言語への転換もしやすいので、プログラマーを目指すのであれば学んでおきたい言語です。 |
プログラミング学習に必要な言語
必要な言語というとうやりたいことなど目的に応じて言語が異なるため一概にいえませんが、先ずは「HTML」と「CSS」は基礎ですので学習した方がいいです。
理由としては基礎ができないと応用などできないと同じようにプログラミングも基礎という「HTML」と「CSS」をやってから、好きな言語を学ぶといいです。
Webサイト制作に向いているプログラミング言語
「HTML」と「CSS」主に使用します。
「HTML」と「CSS」に「PHP」や「JavaScript」を組み合わせることで、より洗練されたWebサイトデザインを導入することもできます。他にもWebサイト制作に向いているプログラミング言語はいくつかあり、日本人が開発した「Ruby」やプラットフォームに依存しない「Java」を活用することも可能です。
スマホアプリに向いているプログラミング言語
スマホ向けアプリを開発する場合は、使われているOSによって傾向が異なります。例えばiOS向けアプリを開発したい場合は「Swift」や「Objective-C」がおすすめです。一方でAndroid製品のアプリを作る場合は「Java」や「C#」、「kotlin」がおすすめのプログラミング言語としてあげられます。使うプログラミング言語によっては、プラットフォームを移行する際に完全な書き直しが必要になるケースもあるため注意が必要です。
ゲーム開発に向いているプログラミング言語
ゲーム開発会社の多くでUnityという統合開発環境が利用されています。そのため、Unityに使われることの多い「C#」や「JavaScript」といった言語がおすすめです。ゲーム開発は会社によって好まれる言語が異なるのも事実です。基本的にはUnityに使われるC#言語を習得すれば間違いはありません。
しかし、求められるプログラミング言語の種類をカバーできるよう、勤務先の企業に応じてプログラミング言語の幅を広げておくことをおすすめします。
AIや機械学習に向いているプログラミング言語
AIや機械学習に向いている言語は「Python」です。
他にもWebサイトやツール作成にも応用することができます。
「Python」をAI分野で活かす場合は別途数学の知識 なども必要になってきます。ディープラーニングなどAI分野に興味があって「Python」の学習を始める場合は、あわせて数学に対する知識も深めておくといいです。
需要が高いプログラミング言語とは
今後スキルを磨きたい言語ランキング
※日経より抜粋
アンケートでは、今後スキルを磨きたい言語を複数回答で選んでもらった。その結果、スキルを磨きたい言語の第1位は「Python」だった。回答者711人中435人がスキルアップを望んでおり、6割以上のエンジニアに選ばれている。
最近のAIシステムやデータ分析システムの構築にPythonは欠かせないプログラミング言語である。これらシステムを構築するためのライブラリーやフレームワークの多くがPythonプログラムで利用できるからだ。6割以上のエンジニアがスキルを磨きたいと言語に選んだのは納得できる。
第2位は「JavaScript」(201人)だった。Web技術を用いたシステム開発にJavaScriptは欠かせない。利用している言語で第1位だったこともあり、スキルアップしたいエンジニアも多いのだろう。第3位は「C#」(160人)、第4位は「Java」(126人)が入った。基幹系システムで多く使われているC#やJavaもスキルアップしたいエンジニアが多い。
注目したいのは第5位の「Go」(110人)と同率で第5位の「TypeScript」だ。Goは米グーグル(Google)が開発したプログラミング言語だ。高速処理が売りのプログラミング言語で、主にサーバー側で稼働させて高速な処理を実現したい際などに利用する。
上記参考にすると分かる通り、日本ですと圧倒的にPythonのニーズがありますね。
というわけで、特にやりたいことがない人はとりあえずPythonを学習するのもありかもしれません。
よくある質問③:日本ではPythonだけど、世界的に見たら違うんじゃないですか?
2020年の海外の情報も見てみました。statisticstimes.comというサイトから抜粋しました。
やはり世界的に見てもPythonは圧倒的ですね。
とりあえず今すぐPythonを勉強しましょう。