残酷すぎる成功法則 第2章 いい人は成功できない?感想

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残酷すぎる成功法則が気になる人「残酷すぎる成功法則の書評が知りたいです。どんな内容で、どんな人が読むべきか詳しく知りたいです。」

こういった疑問に応えていきます。

本記事の内容

  • 史上最悪の凶悪医師が告発されなかったのはなぜか?
  • 親切な人はこれだけ損をする!残酷な統計
  • 「最も不幸せな国」の人の特徴とは?

史上最悪の凶悪医師が告発されなかったのはなぜか?


医師にかかっている患者が亡くなることはよくあるが、医師が故意に自分の患者を殺すとなると前代未聞だ。
マイケルは医師としてはパッとしなかったが、ジェエームズはその著書『悪魔の医師』でスワンゴは史上最も成功した連続殺人犯だと述べている。

スワンゴがメディカルスクールの3年生になること、彼が担当した患者が死にかけることがあまりに多かったので、周囲の医学生の注文を集めた。
厄介な患者から解放されなかったらスワンゴにまわせばいい、とジョークが囁かれた。

「ダブルフォー・スワンゴ」という皮肉まじりのあだ名もついた。ジェームズ・ボンドのように、殺しのライセンスを持っていそうというわけだ。
とわいえ、病院で人が亡くなるのは日常茶飯事だ。患者の死を事故として処理するのは容易いことだった。
しかしスワンゴがオハイオ州で神経外科の研修医になってから、あまりにも多すぎる数の死者が出続けた。

スワンゴはなぜ追及を免れていたのだろう。スワンゴは天才的な頭脳の持ち主だったのか?
確かにスワンゴはとても知識が高かったがかなり控えめに言っても、疑いを逸らすような努力をほとんどしていない。

カリフォルニア州のサンイーサイドロのマクドナルドで銃の乱射事件が起き、ニュースで報じられた時、スワンゴは同僚にこう言った。
「僕がいいことを思いつく度に、いつも誰かに先を越される」。しかも暴力事件の新聞記事を、決まってスクラップブックに収集していた。

その理由を尋ねられると、「いつか殺人の容疑しをかけられたりしたら、僕に責任能力がないことをこれが証明してくれる。。自己弁護さ」と言ったという。
そしてついに誰もが見過ごせないことが起きた。
リーナ・クーバーという患者の点滴にスワンゴが何かを注射するのを、看護師が目撃したのだ。

彼はクーパーの主治医でもなかった。患者は死にかけたが、医師たちの懸命な処置で一命をとりとめた。容態が安定すると、リーナはスワンゴの関与を認めたので、速やかに事件の捜査が行われた。
スワンゴは捉えられ、すべての関係者がするべきことをし、正常な手続きが行われ、善が悪に勝利した、、と言いたいところだ。
だが、そうはならなかった。

なんと病院の上層部は結託しえ、殺人犯を抑えることより病院の評判を守ろうとしたのだ。
「この病院が殺人医師を働かせていたと世間が知ったらどうなるか?自分たちの仕事はどうなる?もし患者やその家族が病院を訴えたらどうなる?」

そこで彼らは、警察の捜査を妨害した。
そしてなんとスワンゴは病院で引き続き働くことを許可されたのだ。
その後もさまざまな形でスワンゴの恐怖支配は続いた。。。実に15年も。

スワンゴは大体60人を殺害したとみられており、アメリカの犯罪史上突出した過zの被害者を出した”成功した”連続殺人犯である。もっともこれはステイに過ぎず、正確な犠牲者数は誰にもわからない。
実際にはもっと多いのではないかと考えられる。

知的で高等教育も受けた人びとが大勢、スワンゴの凶行を知っていたし、それを止めるチャンスもあった。なのに彼らはそれをしなかった。

こちらの章を読んでゾッとしましたが、しかし現実的にも類似の事例は世の中に多くあるかと思います。
公の場では人のためにと言いつつも、実は自分たちのことしか考えておらず、自分たちの立場が悪くなるような行為を避けることは多いです。
それがその人にとっての正義であり、正解だと思っているからです。非常に難しいですね。。。

親切な人はこれだけ損をする!残酷な統計

短期的には、嫌なヤツの方が上手くいくことが多い。
「懸命に働け、堂々と勝負しろ、そうすれば成功できる」と人は言う。
残念ながら、それが間違っている証拠はたくさん存在する。
人々を対象に思考をもたらす要素は何かと尋ねれば、「努力」と言う回答が一位になる。ところが研究によると、それは大外れだという。

実のところ職場では、実力より見かけがものを言うようだ。
スタンフォード大学ビジネススクールのジェフリー・フェファーによると、ボスの自分に対する評価を管理する方が、仕事の頑張りよりも遥かに重要だという。

上司に好印象を与えた者は、より懸命に働いたが、上司への印象をきにかけなかったものより高い勤務評価を得ることが調査で証明された。

多くの場合、これは昔から聞き覚えのある「ゴマすり」を意味する。
上司への機嫌取りは効果的だろうか?

お世辞は強力で、「たとえ見え透いていても」効果を発揮するとの調査結果もある。
カリフォルニア大学バークレー校のジェニファー・チャットマン教授は、調査でお世辞が逆効果になる限界点を探ろうとしたが、限界点は見つからなかった。

フェファーは、この世界がフェアだと言う考えは捨てるべきだとし、次のように言い切る。

「仕事を順調に維持している者、仕事を失った者の双方を調査した結果、次の教訓が得られた。上司を機嫌よくさせておけば、実際の仕事ぶりはあまり重要ではない。また逆に上司の機嫌を損ねたら、どんなに仕事で業績をあげても事態は好転しない」

フェファーの精神で長期時間頑張って働けば報われると思っている人には、胃に触るような結果ではないか?しかも出世するのはゴマすりだけではない。いわゆる嫌なヤツもだ。
また別の話もある。
昇級の相談をするとき、あなたは双方の満足のいくwin-winの態度で望むだろうか?あろうことか、自分本位に昇級を要求する人の方が結果が得られるという。

「ハーバード・ビジネス・レビュー」によると、同調性の低い人間の方が、同調生が高い人間より年収が約一万ドル多いことが明らかになった。ちなみに財政面の信用ども同調整が低い人間の方が高い。
悲しいことに、人間には、親切は弱さの表れだと勘違いする傾向があるようだ。

私たちが人を評価するとき、その80%は「温かさ」と「有能さ」という2つの評価軸によって判断するのだという。
ハーバード・ビジネススクールのテレサによる研究「優秀だが非情」によると、人は「温かさ」と「有能さ」は逆の相関関係にあると意識している。

つまり、誰かが親切すぎると、その人物はきっと能力が低いのだと推測する傾向があるのだ。
現に嫌なやつの方が、第三者には力があるように見えたりする。
また、規則を破る者の方が、従順な者より権力があるように見える。

しかも、これは単なる認識の問題ではない。
嫌なヤツは実際、親切な人より仕事ができる場合がある。企業のCEOha,サイコパスの頻度が高い職業だが、調査によるとこれらのネガティブな特性はむしろ、リーダーになる可能性を高める。
仕事の能力も抜群で、誰よりも弟子を早く駆け上がる経営者は、チームの一員であろうとする人間ではない。
また、業務の遂行に一辺倒になる人間でもない。彼らは、権力を握ることに照準を合わせている人間だ。

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さらに追い打ちをかけるようだが、嫌なヤツが上手くいくばかりでなく、踏みつけられている善人は命を落としかねない。
職場で力がないことは、肥満や高血圧以上に冠動脈疾患の重大なリスク要因だ。

働きに見合う給料をもらっていないと感じることも、心臓発作のリスクを高める。その一方で、上司へのゴマすりは結果として職場でのストレスを軽減し、幸福度のみならず体の健康状態も改善する。
こうした情報は、善人のあなたには受け入れ難いものがかもしれない。
けれどもおそらく、職場で要職についていないと、執行権限が縮小され、ストレスが増すのだろう。平たく言えば、無力感は人を黙らせるということだ。

私たちは、最後には善人が勝つと教えられてきた。ディズニー映画の結末のように。
しかし悲しいかな、多くの研究結果によれば、そうではないようだ。そのものズバリの題名がついた研究論文、「悪は善より強い」によると、驚くほどの領域で悪い者の方が良いものよりインパクトが強く、接続効果があることが明らかになった。

例えば、「悪い感情、悪い両親、悪い府フィードバック」はいずれもいいものより影響が大きく、悪い情報はいい情報より入念に処理された。良いもののほうが大きな影響を及ぼすという例はほとんど見つからない。
総合するとこれらの調査結果は、幅広い分野での心理現象に当てはまる一般原則として、悪は善より強いということを示している。

この章を読んで衝撃を受けた人は多くいるかと思います。
学校や親に人に親切にしなさいと言われている人は多いかと思いますが、それらはこの本の内容を読むと間違った判断の可能性が高いかもしれません。
この本の内容が正しいとなると「人に親切にしなさい」という言葉自体が洗脳なのかもしれないですね。
人に親切にする行為は世間体を考えるとした方がいいのかもしれませんが、研究結果なども踏まえて感げてみると親切にしない方が徳をするのかもしれないですね。

気になるかははぜひ本を手に取ってこちらの章を読んでみてください。
残酷すぎる成功法則

「最も不幸せな国」の人の特徴とは?

あなたはこれまでに、自分は今この世界で最も惨めなところにいる、と思ったことがあるはずだ。
それは小学生の頃かもしれないし、嫌な仕事をしていたとき、またはツキに見放された日のことだったかもしれないが、これ以上の不幸はないという状況に置かれていると感じた瞬間があっただろう。

だがあなたがモルドバ共和国にいたのでないかぎり、それは科学的に正しくない。

「幸福研究のゴッドファーザー」として知られるオランダの社会科学者、ルートフェンホーヴェンは「世界幸福データーベース」を主宰している。
同氏が幸福度の見地からすべての国を精査したところ、最も幸せからほど遠い国になったのがモルドバだった。

元ソ連に属していたほとんど無名の国が、この疑わしくも不名誉な地位を得た根拠は何か?
モルドバ人は互いを全く信用しないということだ。

モルドバ人の生活のほぼすべての面で信頼が欠如している。
作家のエリック・ワイナーによると、あまりに多くの学生が教師に賄賂を渡して試験に合格するので、国民は、25歳以下の医師にはかかろうとしない。
医師免許も金で買っていると考えられるからだ。

ワイナーはモルドバ人の意識を一言で表した、「私の知ったことではない」。
この国で、集団の利益のために人びとを一致団結させることはとうてい不可能だ。
誰も、他社の利益になることをしようとしない。信頼感、協調心の欠如は、この国を利己主義のブラックホールに変えてしまったのだ。

「みんながそれをしたら一体どうなるの?」と母親に言われた子はふつう、「だって、みんながするはずないもん」と答える。
しかし本当にそうだろうか?

職員が利己主義なために業績を落とした会社や部署はざらにあって、調査もそれを裏づけている。
人々の不品行は感染性だ。瞬く間に蔓延し、時期に誰もが悪だくみをするようになる。

ベストセラー作家としても知られるジューク大学教授ダンの研究によると、誰かズルをして逃げおおせるのを見ると、やがて皆がいんちきをするようになる。

ずるは社会通念として容認されたと考えるようになるからだ。これは私たちにも通じる話だろう。
例えば、あなたは運転するとき、速度制限を制限を四六時中守っているだろうか?

守らない時があるとしたら、それはなぜか?その答えは、道徳にまつわる古い冗談のようなものだ。つまり、行いには「良いこと」「悪いこと」「みんながやっていること」の3つがあるからだ。
誰かがズルをしても咎められないのを見れば、大丈夫なんだと思う。

自分だけが規則を守ってバカを見たくないのだ。
周りの者が信頼できないという考えは、自己達成的予言になるとの研究結果がある。

あなたはみんながインチキすると仮定し、人を信じるのをやめる。
その後は努力をしなくなり、ひたすら下方スパイラルに入る。

仕事のチームに悪い従業員がたった一人いるだけで、チーム全体の業績が20−40%低下するという。

確かに個人的なごまかしは利益をもたらすかもしれない。
しかし、他の人も誤魔化すようなになるのは時間の問題だ。そして誰もがなきを見ることになる。
詰まるところモルドバのような利己主義な文化が構築され、公共の利益に貢献する人びとからもたらされるはずの価値が日じかにもない状況になる。モルドバ調査を行ったフェーンホーヴェンは言う。

「社会の中であなたが置かれている場所より、社会の質の方が重要だ」
その理由を、ミシガン大学政治学教授のロバートが意味じくも説明している。
「利己的な人は、初めは成功しそうに見える。しかし長い目で見れば、彼らが成功するために必要とする環境そのものを破棄しかねないのだ」

要するに、マキャベリ的に戦略に長けて利己的になり始めれば、いずれは他社もそれに気づく。
あなたが権力の座につく前に彼らに報復をされれば、形なしだ。またたとえ成功しても、問題を抱えることになる。
あなたは成功への道はルールを破ることだと示してしまったので、周囲も同じことをする。

そうして、自分と同じような捕食者、他人を利用するものを作り出すことになる。
一方で善良な人々はあなたの下から去っていく。

波及効果があり職場はあっという間に働きたくない場所になってします。
そう、ちょうどモルドバのように。ひとたび信頼が失われると、何もかもが失われる。ある調査で、職場、運動チーム、家族等、さまざまな関係で周囲の人に最も望む特性は何かと尋ねたところ、答えは一貫して「信頼性」
だった。

長い目で見ると組織内で利己主義はうまくいかないからだ。努力を極めて成功を成し遂げることは、実は利己主義を超越し、周囲と信頼し合い、協力関係を築くことを意味する。

こちらの章を読んで勉強になったことは「努力を極めて成功を成し遂げることは、実は利己主義を超越し、周囲と信頼し合い、協力関係を築くことを意味する。」と言う内容で、最終的に協力関係に繋がる点です。
僕も含め、どうしても最初は利己主義になってしまうことが多いですが、その先に協力関係を築く必要があることがわかったので、最終的なゴールとして考えないといけないなと思いました。

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