残酷すぎる成功法則 第1章 成功するにはエリートコースを目指すべき?感想③

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残酷すぎる成功法則が気になる人「残酷すぎる成功法則の書評が知りたいです。どんな内容で、どんな人が読むべきか詳しく知りたいです。」

こういった疑問に応えていきます。

本記事の内容

  • 天才の正体
  • あのクリエイティブ集団を危機から救った”はみ出し者”たち
  • あなたの欠点が世界を変える

天才の正体


「あなたの息子さんは状態が長すぎるし、足が短すぎるうえ、両手両足も大きすぎて、腕がひょろ長いですね」
こう言われて小躍りする親はいないだろう。
どこをとっても「魅力的」とは言い難い。
ところが経験豊かな水泳コーチがこれを聞いたら、オリンピックの金メダルが頭に浮かぶに違いない。

フェルプスは、映画「X-Men」のミュータントを地で行くようだ。

フェルプスは肉体的に完璧だろうか?
フェルプスはダンスが上手く踊れないし、走るのも苦手だ。
早い話陸上で動くようにできていない。

「ニューヨーク・タイムズ」紙の記事では、変わった特徴のコレクションのようなフェルプスの体系こそが、驚異的な水泳選手になる条件にぴたりと当てはまったと書いている。
たしかに強靭で引き締まった体だが、193センチの身長にしては均整がとれていない。

脚が短く、胴長で、まるでカヌーだ。おまけに両手両足が異様に大きく、ひれとして申し分ない。さらに、通常、両腕を水平に広げると、その幅は大体身長と同じだが、フェルプスの場合は2メートルもある。

腕が長いということは、その分プールで虚力なストロークを生み出せる。

フェルプスは15歳でオリンピックチームに参加した。
1932年以来最年少の選手だった。彼の最大の弱点は飛び込みだ。飛び込み台を離れるのが他の選手たちより遅い。なんせ水中以外で動くようにできていないからだ。この怪物は、「有望」なんてものはなかっった。オリンピック史上最多のメダルを獲得したのだ。

このことがアスリート以外の人々の成功と関連するのだろうか?
研究者のジョンソンとトーマスは世にいう天才とは「有望な怪物」なのではないかと示唆する。
マイケルは水中以外で機敏に動けず、グールドは上流社会ではやっていけない。
しかし二人とも理想的な環境を得たからこそ、見事に開花したのだ。

蘭は、劣悪な環境では萎れ、適正な環境で開花することを見てきた。なぜ怪物の一部は有望となり、他の怪物は望みなしに終わるのか。なぜ一部の人は才能ある変人になり、他のものはただの変人で終わるのか。

カリフォルニア大心理学教授のサイモンのよれば、「創造性に富んだ天才が性格検査を受けると、精神病質の数値が中間域を示す。つまり、創造的天才たちは通常の人よりサイコパス的な傾向を示すが、その度合いは精神障害者よりは軽度である。彼れらは適度な変人度を持つようだ」というい
私たちはとかくものごとに「良い」「悪い」のレッテルを貼る。実際には、それらはたんに「異なる」だけなのに。

この章を読んだ感想として、人には合う合わないがあり、無理して苦手な分野を克服するのではなく、自分の有利なフィールドで戦えば良いということを改めて感じました。
フェルプスのように陸上では不得意なことが多くても水泳をやらせれば一流になれるのであれば、無理して陸上で頑張る必要はなく、水泳をやれば良いですね。

こう言った例は多くあり、戦う環境を変えるだけで今までとは比べものにならないほど飛躍する人は多いです。自分に合ったフィールドを見つけるまでは苦労するかもしれませんが、見つけるまでの過程を楽しみながら自分に合った場所を見つけれると良いかなと思いました。
頑張ってもなかなか上手くいかない人や挫折しそうになっている人はこちらの章をぜひ読んでみてください。

あのクリエイティブ集団を危機から救った”はみ出し者”たち

ジョブスは気がかりだった。
2000年に、ジョブスとピクサーの他の幹部は皆、同じ疑問を抱いた。
「ピクサーはもはや鋭さを失ったのか?」
ピクサーは、「トイストーリー」「バグズライフ」「トイストーリー2」と立て続けに大ヒットを飛ばしていたが、成功とともに創造性の象徴である同社チームの規模が膨れ上がり、勢いを失い、自己満足に陥っていくのではないか、と恐れたのだ。
幹部たちは、チームを再び活性化するために、ジョブス、ラセター、キャットマルらは、バードなら、ピクサーの活力を蘇らせてくれると見込んだからだ。

バードは創造性の危機に取り組む際、これまでのピクサーの名声を築いたアーティストたちの力を借りただろうか?それとも、新風を吹き込むために外部のトップ・アーティストたちをメンバーに加えただろうか?
どちらもノーだ。安全策を取ったり、「ふるいにかけられた」才能を引き抜いたりするときではなかった。それでも、一応成功はしただろうが、行き詰まりの打開策にはならなかっただろう。

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バードが初のチームを立ち上げたとき、ピクサーの創造性危機に取り組む発表した。
「私たちは、”はみ出し者”を求めるアイディアがありながら採用されずフラストレーションを抱えている者、誰にも耳を傾けてもらえないがユニークな作業法を知る者、今の職場を出ようと考えている全てのアーティストたちに来て欲しい」

言い換えればこうなる。「ふるいにかけれれていない」アーティストたちを求む。彼らは折り紙付きの変人だろう。だがそれこそが、私の求める人材だ。

バードが「ダーティ・ダズン」と呼んだチームは、アニメ映画の制作法を一新したのみならず、組織全体の働き方を変えてしまった。

「僕らはブラック・シープたちに、彼らの理論を証明する機会を与え、ピクサーでの多くの作業法を変えてみた。前作『ファインティング・ニモ』より製作費を浮かせることができたので、御蔵は3倍のセットを使って、前作ではやれなかったことを全て試してみた。それもこれも、ピクサーのお偉い方が僕らのやりたい放題にさせてくれたから実現したんだ」

そのプロジェクトは、ピクサーに6おくどるの興行収入をもたらし、アカデミー賞を受賞した『Mr.インクレディブル』だ。

こちらの章を読んで勉強になったことは、チームを再び活性化するために取り組んだ”はみ出し者”を求めること。
今までとは違うやり方をするのは想像できるが、まさかの”はみ出し者”を使うところが非常に面白いです。
また同時に、”はみ出しもの”に期待して場所を与えることによって大きな結果を出すというのは自分自身も考えさせられる話だなと思いました。
日常の隠れたところにも同様のことがあるかもしれないので、思考をアップデートして考え直すことがありそうです。

残酷すぎる成功法則

あなたの欠点が世界を変える

自分にとって悪夢のような特徴は、世界を変えるような強みになりうる。

調査によると、並外れてクリエイティブな人間とは、傲慢で誠実性に欠け、支離滅裂であるという。
学校での成績も振るわない。
教師たちも、正直なところクリエイティブな生徒が苦手だ。言いつけを守らないことが多いからだ。

創造性に富んだ社員ほど、勤務評価が低くなる傾向も不思議ではない。想像的な人びととは、企業の最高経営責任者になりにくいとも言われる。

しかし数学の知識があれば明らかなように、平均はくせものだ。
高名な広告代理店のBBDOのCEOであるアンデリュー・ロビンソンもかつてこう言った。

「頭を冷蔵庫に突っ込んで、足先をバーナーにかざしていれば、平均体温は正常だ。私は、平均値にはいつも用心している」
概して、類なまれな状況で適応できるのは、平均値から外れているものが。

「おおむね良い」ものは、極端な状況で使い物にならない。
一年のうち8ヶ月はちょうど良い上着を厳寒期に来たら風邪をひく。それと同じで、一般に歓迎されないが増強装置となりうる資質は、特徴な状況で本領を発揮するのだ。

さながら一般道を走れないF1カーが、レーシングコースで新記録を打ち立てるように。

統計学的にも、並外れた能力について考えるとき、平均値は何の意味もなさない。

重要なのは分散で、標準からの散らばり具合だ。
人間社会ではほぼ普遍的に、最悪のものをふるいにかけられて取り除き、平均値を上げようとする。

だがそれと同時に、分散減らしている。
釣鐘曲線の左端を切り捨てることは、確かに平均値を改善するが、左端と思われながら、実は右端の素晴らしい資質と不可分一体の特性を切り捨てることになりかねない。

その格好の例が、しばしば論議される創造性と精神障害の関係だ。

心理学者のサイモンは、その研究『狂気と天才のパラドクス』でほどほどクリエイティブな人間は平均的な人より精神面で健康だが、並外れて想像的な人間は、精神障害を発症する確率が高いと明らかにした。

リーダーに関する「ふるい」の理論で見たように、成功を極めるには、一般社会では問題視されるような特性を持つことも必要だ。
このことは、さまざまな障害と才能の関係において見ることができる。

注意血管障害の兆候を示す人びとは創造性に優れることが調査によって示された。

心理学者のポールはユーモアのセンス、神経症的傾向、サイコパシーが関連し合っていることを発見した。
また衝動性は、暴力や犯罪といった文脈で挙げられる事が多いネガティブな特性だが、これもまた創造性と結びついていることがわかった。

あなたはサイコパスを雇いたいと思うか?しかしサイコパスは概して業績も振るわないことが調査でも示されている。ほとんどの研究はここで終わっている。

ところが、『卓越したアーティストの人格的特性』と題する研究では、想像的分野で大成功しているアーティストは、活躍がそれほどでもないアーティストに比べて、サイコパシー傾向が著しく高い数値を示すことが証明された。

この章を読んで、サイコパス=よくないなど歪んだ見方をしていましたが、サイコパス傾向が高い人ほど成功しているのであれば、サイコパス傾向を持つこともありなのかなと思った。
サイコパス傾向が強い人がどんな価値観なのかを調べて、取り入れるてみるのもありですね。

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